【ServiceNow】ESCポータルでサービスポータルのメニューを使用してみた

【ServiceNow】ESCポータルでサービスポータルのメニューを使用してみた

with コメントはまだありません
今回は、ESCポータルでOOTBのメニューではなく、サービスポータルのメニューを使うことが可能なのかを検証してみました。

事の発端は、OOTBのESCポータルメニューはTaxonomyやTopicといったもので構成されているのですが、目的の遷移先にたどり着くには、メニューをクリックした後、さらに何かもう1アクション挟まなければならず、サービスポータルのメニューのように、メニューをクリックするだけで直接リンク先に遷移できる方法がないか?といったモヤモヤからきています。

「OOTBでのESCポータルのリッチなメニューを使うのを完全にやめるには…?」
「ESCポータルでサービスポータルのメニューが使えたりしないかな…?」

メニューの変更手順

さて、ESCポータルでOOTBのメニューの使用をやめてサービスポータルのメニューを反映させるまでの手順ですが、以下の手順が必要でした。
①ESCポータルのTaxonomyタブの設定を空にする
②ESCポータルのMainMenuをサービスポータルで使用しているメニューに変更する
③Advanced Portal Navigation(高度なポータルナビゲーション)のESCポータルのアクティブを落とす
(③については、アクティブが既にFALSEの場合は不要です。)

個人的には、③が必要であるということになかなか気が付くことができず、ハマりました…。

 

①ESCポータルのTaxonomyタブの設定を空にする
Application Scope:Employee Center Core

ESCポータルの設定を開き、関連リストTaxonomyタブの「Edit」ボタンをクリックします。
設定を右から左に移動し、「Save」をクリックします。

②ESCポータルのMainMenuをサービスポータルで使用しているメニューに変更する
Application Scope:Employee Center Core

①と同じくESCポータルの設定を開き、Main menuの設定をサービスポータルで使用しているメニューに変更し「Update」ボタンをクリックします。

③Advanced Portal Navigation(高度なポータルナビゲーション)のESCポータルのアクティブを落とす
Application Scope:Employee Center

Advanced Portal Navigationをクリックします。

Portal が Employee Center のデータを開きます。

Active のチェックを外し、「Save」ボタンをクリックします。

メニューを変更した結果

無事に、なんとかサービスポータルのメニューに変更することができました。

1点、Scripted List が使用されている部分については動作していませんでしたが、その部分以外については想定どおりの動作となることが確認できました。

今回は、サービスポータルのメニューに置き換えてみた場合どうなるか。という観点のため、ESCポータルのMain menuをサービスポータルのメニューに変更していますが、方法としてはESCポータルのメニューを直接修正することでも可能かと思います。

まとめ

一部そっくりそのままとまではいきませんでしたが、サービスポータルのメニューをESCポータルにも利用することができました。
問題なく動作する部分だけに厳選するなど臨機応変に対応することで、お客様の要望に応えられる幅が広がるのではないでしょうか。

ServiceNowを活用した業務改善をお考えの場合には、弊社のServiceNow導入サービスをよろしくお願いいたします。
ServiceNowについて更に詳しく知りたい方は、ServiceNowに熟知したSTSメンバーがよりよいシステム構築をご提案しますので、ぜひご相談ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

関連記事

本記事はいかがでしたか?