ServiceNowの最新バージョン（Washington DC）で、
Go Back To（次に戻る）フローロジックという、新しいフローロジックが追加されたようなので、
新しいフローロジックを使用したフローを作成して、動かしてみました。

Go Back To（次に戻る）フローロジックとは、
Flow Designerの新しいフローロジックで、フロー内で前のステップに戻すことができます。


このフローロジックを利用することによって、
戻った先のステップから、一連のフローの流れを繰り返すことが可能になります。

Go Back Toフローロジックの使い所は３パターンとなっています。
・If、Else If、または Else フローロジックの Then 分岐
・Make a decision フローロジックの Answer 分岐
・Try フローロジックの Catch 分岐

Go Back Toフローロジックの設定はとてもシンプルで、
戻り先のステップを選択するだけです。

動作を確認するために、
以下の動作になるようにGo Back Toフローロジックを組込んでフローを作成しました。
・一次承認が「却下」されたら、再度、一次承認者に承認依頼する
・一次承認が「承認」されたら、二次承認者に承認依頼する
・二次承認が「却下」されたら、一次承認者に承認依頼する


フローを別のビューに切り替えると、このような感じです。

一次承認者に承認依頼が届いているので「却下」してみます。
再度、一次承認者に承認依頼が届く想定です。

想定どおり、一次承認者に承認依頼が届きました。

次は、一次承認で「承認」し、
二次承認者に承認依頼が届いている状態で「却下」してみます。
一次承認者に承認依頼が届く想定です。

想定どおり、一次承認者に承認依頼が届きました。

Go Back Toフローロジックを使用することで、
前のステップに戻ることができ、フローの流れが繰り返されることが確認できました。

前のバージョン（Vancouver）までは、
Flow Designerで作成したフローの場合、前のステップに戻ることができませんでした。
そのため、場合によっては、お客様に少し窮屈な運用になることを、
許容いただいていたこともあったかもしれません。

今後は、新しいフローロジックを上手く使用することで、
今までよりも柔軟に、お客様の要望に対応できるのではないでしょうか。
また、最新のバージョン（Washington DC）では、
フローの実行時間の大幅な短縮により、性能の向上もされているとうことです！！

ServiceNowを活用した業務改善をお考えの場合には、
弊社のServiceNow導入サービスをよろしくお願いいたします。

ServiceNowについて更に詳しく知りたい方は、
ServiceNowに熟知したSTSメンバーがよりよいシステム構築をご提案しますので、ぜひご相談ください。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

お問い合わせはコチラ