1年前にITディレクターについて書かせていただいてから1年ぶりに筆をとることになりました。
「バグが出ない」だけが品質じゃない!IT投資の質を最大化するITディレクターのお仕事
個人的に5月から継続していることがありまして、それが2か月続けられている、ということで、ここまでの継続のコツを自分なりにまとめられればと思います。
事の発端は一冊の本
いやーKindle便利ですよね。
よくセールやってて気になる本が安く手に入るし、場所とらないから本棚の容量とか気にしなくていいし。
とか言って、絶賛積読中の本が100冊くらいあるわけですが…
閑話休題。
この本によると、人間の活動で使われるエネルギーには「身体・情動・頭脳・精神」の4種類があり、これらをバランスよく使っていくことが高パフォーマンスを上げるのには重要なんだよ、と。
現代社会人はだいたい、頭脳使いすぎで身体は全然足りない状態のことが多いそうです。
私も例に漏れず、身体は全然使わず頭ばっか使っているという状態だったので、なるほど、やっぱり身体の方も使っていかないとダメなんだなーということで、何か対策を講じようと思ったわけです。(単純)
とりあえず導入は素直に、ということで、本に書いてあったやり方をならってみることに。
中でも一番気になったのが、下記のインターバルトレーニングでした。
心拍計をつけて早歩きし、自分の最大心拍数の70%くらいの心拍数になったら1分程度継続
1分経過したら速度をゆるめて1分歩く
1分経過したらまた早歩きを初めて以下繰り返し
要は、負荷をかけて休めるというのを細かく繰りかえすことで強化していく、ということらしいです。
運動のために時間とって(特に予約とかして)何かに通うのはあんま好きじゃないし、これなら心拍計さえあれば身ひとつでなんとかなるしなー。
というわけで、心拍計を探します。
心拍計っていっぱいあるなぁ
ガチでスポーツ用のものから、機能は謳ってるけど信頼性は???(byクチコミ)みたいなものまで、値段もさまざま。
まとめサイトや通販サイトを回遊した後、自分の観点がなんとなく整理されてきました。
- 心拍数がその場で見れるもの
- そこそこの精度がありそうなこと
- 腕に巻くタイプであること
- 電池の持ち時間
- 心拍を測定するのに追加操作がいらないもの
- 見た目
上2つは用途的にMUSTだとして、後は使い心地の問題です。
胸に巻くタイプの方が精度は高いそうですが、汗でうまく計測できない?とかあるとか、そもそも装着めんどくさそうで嫌。
頻繁に充電しなきゃいけないのはめんどう。
心拍測定するのに追加操作が必要だと、忘れたときにモチベーション下がるし。
あと実はかなり重要視していたのが見た目で、
そんなにがっつり運動するわけじゃないのにゴッツイ見た目の活動量系なんかつけてると分不相応感…というのと、単純に邪魔。
運動するときだけつければいいじゃんという話もありますが、
「○○のときだけつける」(≒○○がないとやらない)っていう制約があると続かないことを学習済のため、いついかなるときでも、思い立ったらできるようにしておく必要が。
と、そんな観点で探した結果、めぐりあったのがこちら。fitbit alta HR。
精度は自分で測れないのでなんとも言えませんが、その筋では有名ブランドなのでそこそこ大丈夫だろうと思うことにして、それ以外はすべて満たしています。
ベルトをTPOにあわせて変えることも可。
ということで、こちらを購入。5/6のことでした。
いきいき職場づくりワーク
要は、少しでも自分たちが気持ちよく働けるように工夫していこう、というものです。
PRJごとに取り組みを決めることになっていたのですが、私の現場は参画者が私含めて2名で参画部署も業務内容も異なるため、現場へのテコ入れ、という感じだとあまり思いつくことがなく、どうしようか思い悩んでるところでした。
われわれ、自他ともに認める健康面が十全とは言い難いふたりだったため(いえ、決して不健康ではない…はず)、
いきいき働くにはやっぱ身体が資本だよね!という結論にいきつき、それぞれ自分で設定した運動を毎日しようという話になりました。
私はちょうど、本読んでfitbit買った直後でもあったので毎日10,000歩歩く(fitbitは歩数計機能もあります)、もうひとりは腹筋120回、前日分の結果を毎朝報告しあうことを決めました。
これが5/9のことでした。
そして現在に至る…
あ、ちなみ毎日コツコツとか継続とかまったくできないタイプです。
夏休みの宿題は計画だけ立てて最終日に半泣きで、結局最後は諦めて開き直るタイプ。
自分の意志力は絶対に信用できないことをわかっています。経過を見てみましょう。
5月スタート直後。
当初の目的どおり、心拍計をつけて歩く例のトレーニングを試みます。
時間帯は朝。5月の朝はまだ肌寒いですが、運動目的ならむしろ最適。
fitbitはつけていると心拍・歩数を計測してくれて、つけたまま寝ると睡眠中の睡眠ステージ(深い・浅い・レム睡眠)が、日中の心拍数からいつどれくらいの運動量だったのかがわかるので、非常におもしろいです。
ということで、fitbitを装着することの心理的ハードルはほぼゼロ。むしろつけていない時間がもったいない。
(一度、つけ忘れて出社しそうになって取りに戻りました。定期券でもそこまでしないと思う…)
四六時中つけてますので、出社~退社まででだいたいどれくらいの歩数になるのかもわかってきて、平日なら普段の生活に3000歩くらいアドオンが必要な計算。
朝30分程度歩けばクリアできることになります。
滑り出しは上々。いや、ここで慢心してはいけません。
ここまではツールの目新しさと勢いでなんとかなります。
この後も継続するためには、勢いがなくてもできるようにならなくては。
ということで、障害になりそうなことを考えます。
思いついたのは大きく下記2点。
①雨が降ったら?すごい暑くなったら?寒かったら?
5月は運動するのにいい気候です。でも、365日この気候なんてありえません。
この後は梅雨がくるし、夏もくるし、冬に朝起きて外に出たいなんて思えるか?無理!
②飲みに行ったら?
平日の7000歩は、帰宅するまでの歩数です。
私の家は最寄駅から徒歩8分程度のところにあるため、ここで1000歩くらい稼いでいます。
fitbitは0時にカウントがクリアされる仕様で、飲みに行って終電で帰ると日付をまたいでしまうため、10,000歩に到達しない可能性が…
これらが起きても達成できるようにするには?
ま、そんな目からウロコみたいな画期的なアイデアがあるはずもなく。
①は自室で歩数を稼げるようにすること。
②は飲みに行っても到達できるようにすること。すなわち、朝のうちにある程度歩数を稼いでおくこと。
愚直ですね。
ただ、これによって耐障害性が格段にアップしました。
また、朝ある程度歩数を稼ぐことにしておくことで、万が一朝がダメでも、昼や夜歩けばリカバリできるという点が、「もうダメだー…」とならずに、なんとか頑張ろうと思えることに一役買っています。
さらに、これを決めてからほぼ毎日6時起き、遅くても7時に起きることに成功しています。(その前は8:30とかに起きてた)
なんという副次効果。
と、ここまでは自分で設計した内容ですが、実はもう1点。
この活動に大きな影響を及ぼしたエピソードがありました。
朝歩くのをさぼって出社したときのこと。
「いつも午前中はテンション低いけど、今日は輪をかけて低いですよね」
というご指摘が。
(いつも低いという自覚はあんまなかったのですが)
今日テンションが低いのは、歩くのさぼったから…かも?
ということで、なかばこじつけで始めたのですが、
いきいき職場のために、朝歩くのは頑張った方がよいな、と決意したのでした。
まとめ
「できるだけ」としていたら、「今日はできないから…」と途中でやめてたと思います
②計測機器を決める
機器を持ってなかったけど○○相当だから…などとすきまを探すようになります
③ちょっとがんばれば到達できる目標にする
勢いで決めましたが、実はいい塩梅だったなと
④ハードルを極限まで下げる
いかにやりたくするかと、リカバリプランの両面から
⑤実施することの効果を実感する
今回は人から言われたメッセージがポイントでしたが、やっぱり効果は大事
⑥仲間をつくる
何気にこれ大事だった気がします。基本負けず嫌いなので
よく言われていることそのまんまですが、自分で取り組んでみてほんと大事だなーと実感しています。
他にも応用していきたいですね。
ちなみに、最初にご紹介したインターバルトレーニングは、室内にシフトしてから実施できていません(笑)
目的がすり替わったと言えなくもないですが、自分が続けられる形に変えていくってのもひとつのコツかも、と開き直って今日も10,000歩を目指して歩いてます。
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