2023年5月26日

【Google Cloud】文系未経験が1か月でAssociate Cloud Engineerを取得した方法


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こんにちは!Rickです。

この記事では、文系出身で新卒入社した私が、インフラの知識ゼロから学習期間1か月でGoogle Cloud Associate Cloud Engineer試験に合格した体験談をシェアしたいと思います。
この記事を読んで、クラウドに興味はあるけど一歩踏み出せない、これからGoogle Cloudの学習を始める方が勉強法をイメージしていただけたら嬉しいです。

Associate Cloud Engineer試験概要

問われる内容
・クラウドソリューション環境の設定
・クラウドソリューションの計画と構成
・クラウドソリューションのデプロイ
・クラウドソリューションの正常な運用
・アクセスとセキュリティの構成試験時間
試験時間
・120分
受験方式
・テストセンターでの受験
または
・遠隔監視オンライン受験
これだけでは具体的な出題範囲や、学習方法がイメージできなかったのですが、これから紹介するGoogle Cloud公式の学習サイトを参考にして、
なにを学習すればいいのか整理しました。
~出題範囲のイメージ~

・IAM
・VPC
・Compute Engine
・Cloud Storage
・Kubernetes Engine
・データベース
・請求関連

~ポイント~
セキュリティ、可用性、コストについて意識して学ぶ

※上記はあくまでも筆者のイメージです。公式の試験ガイドをご確認ください。

経歴と受験経緯

・経歴
文系出身で2022年4月に新卒入社、プログラミング経験0からのスタートでした。

・受験経緯、目的
Google Cloudを使った案件に携わることが決まり、仕事に活用できる知識を身に着けたいと思っていたところ、Associate Cloud Engineerの受験をおすすめされたことがきっかけでした。

ステップ1:参考書とSkills Boostで知識のインプット

私がまず最初に取り組んだことは、参考書を読むことと、Google Cloud公式の学習サイト、“Google Cloud Skills Boost”の講座受講です。

私の場合、クラウドとは何か、というレベルから学ぶ必要があったため、まずは本でGoogle Cloud以前のインフラ/クラウドの知識を学びました、
STSの新人研修でも学んだ内容が含まれていたので、完全な初学者だったという訳ではありませんでしたが、それでも基礎固めに時間がかかりました。

例えば、

サーバ、インフラエンジニアの基礎がしっかり身につく本

を参考にして学習しました。

参考書での学習に続く形で、Skills Boostにて、Google Cloudの最新のバージョンのコンソール画面を実際に見ながら、Google Cloudの概要について学びました。

Skills Boostには様々な講座があり、クラウドについてのレクチャーに始まり、Google Cloudで展開されている様々なマネージド型サービスの概要やユースケース、ベストな使い方について解説してくれます。

Google Cloudでは、同じカテゴリーであっても、特徴の異なる多彩なサービスを展開しているので、その違いを抑えつつ、状況に応じたベストなサービス選択をするために、代表的なサービスが表などにまとまっていて、比較しやすい内容となっており、理解するためにとても助かりました。

 

例えば、

ひとくちにデータベースサービスと言っても、Google Cloudには、代表的なものだけで、

・Cloud SQL

・Cloud Spanner

・BigQuery

・Memorystore

・Firestore

・AlloyDB

など、たくさんのサービスが存在していて、それぞれが適材適所に活躍しています。

私も最初はなんでこんなに種類があるんだろうと思っていましたが、講座を視聴を経て、用途や目的、コスト、拡張性など、たくさんの観点から最適なサービスを提供しているからこそ、このように多彩なサービスが日々生まれているのだろうなと納得しました!

 

受験にあたって参考になった、私のおすすめ講座を2つご紹介します。

Google Cloud Fundamentals: Core Infrastructure

Essential Google Cloud Infrastructure: Foundation – 日本語版

基本的には英語での講義でしたが、日本語字幕もついており、理解するのは難しくありませんでした!

ひとつひとつの講義が短く分割されていたので、集中して受講することができました。

 


Rick

 

もし座学だけでインプットしづらい場合、実際にGoogle Cloudのコンソール画面にアクセスしてみるとイメージしやすいかもしれません!
何かを構築すると課金が発生してしまう可能性があるので、計画的に作成するか、作成はせず、サービスを確認してみるだけにとどめておくほうが良いでしょう

 

ステップ2:Skills Boostのハンズオンラボで知識の定着

Skills Boostでは、オンデマンド講座を受講した後、その単元に対応したハンズオンでの演習をすることが可能です。
ハンズオンラボでは、Google Cloudの環境に慣れていなくても、ガイド通りに演習を進めることができれば、基本的な構成のサービスが構築できるものとなっており、繰り返し行うことで流れを定着させることもできますし、実際に自分で構築する際にも役に立つ内容のハンズオンを受けることができます。

そして。それぞれの単元は意図的に短く構成されていることにより、学習者が気負わず取り組める環境が作られており、とても取り組みやすかったです。まとまった時間の取りづらい社会人の方も挑戦しやすいのではないでしょうか。

ただ試験に合格するだけではなく、目的は業務で活用できる知識を身に着けることだったので、公式でこのような演習があり、とても有意義なインプット、復習ができました。


Rick

 

私はAssociate Cloud Engineer向けの講義とハンズオンを大体2週間ほどかけて受講しました。

ステップ3:問題演習と先輩方のナレッジ

私が行った最後のステップは、足りない知識の穴埋めと問題演習です。

STSには、Google Cloud資格を持っているエンジニアがたくさんいます。
例えば、私が学習していたAssociate Cloud Engineerを保有している先輩社員はなんと79人もいます!!(2022年8月現在)

たくさんの先輩方の学習体験をまとめたナレッジを活用し、それをもとにインプットが不安な部分を復習しました。

そして最後の仕上げとして、問題演習に取り掛かりました。
最初は正答率が低く、知識の定着が不十分と感じることもありましたが、繰り返し復習と演習を繰り返すたびに、少しずつ正答率が上がり、
本番前には合格するのに十分なクオリティに仕上がりました。

演習用の実践問題は、Udemyなどから購入することができます。

まとめ

私は一か月間、このような流れで学習しました!

初めてのIT関連の資格ということもあり、不安もあるなかでの挑戦だったのですが、学習サイトの活用や先輩方のサポートにより、1か月で合格することができました!

 

私の学習の流れは以上です。

公式のコンテンツを活用して、Associate Cloud Engineerの最短での合格を目指しましょう!

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2023年5月26日 【Google Cloud】文系未経験が1か月でAssociate Cloud Engineerを取得した方法

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